お母さん、大変ねぇ
自治体での赤ちゃんの集まりや支援センターに遊びに行った時、たくさんの赤ちゃんの中でずっと泣いている娘をみると、「お母さん、大変ねぇ。がんばってるね。」とよく言われます。
そう言われると、やっぱりこの子はいわゆる「育てにくい子」なんだな、と思います。
息子の時もそうでした。
1人目だったので、どの子もそんな感じだと思っていました。
支援センターに遊びに行っても眠くなるとずっと泣いてて遊ばずに私は抱っこで立ちっぱなし。
ベビーマッサージに行った時はみんなゴロンと気持ちよくマッサージを受けているのにうちの子はギャン泣きで、私は1人立ってあやし続けました。あの時は流石に何しに来たんだろうって泣きたくなったな。
とにかく寝ることが苦手で、自分が眠い時に眠れないと赤ちゃんとは思えない泣き声で泣いていました。
寝かしつけに2時間位かかるのは当たり前。布団に置いたら寝る、離乳食をたべながら寝る、なんていう話を聞くと、どこの世界の話かと思っていました。
実家に帰っても、兄の赤ちゃん時代がとにかく大変だったと言っていた母が、私の息子は比べ物にならないぐらい大変だと、なんでこんなに泣くの?と言っていたぐらい。
生まれた時から身体が大きく、ものすごく力も強くて体力もあったのか、暴れながら長時間泣いてもへっちゃらな子でした。
普通に考えたら、あんな大変な育児をして2人目なんてよく産んだなと思います。
よくノイローゼにならなかったな。
2人目はきっと楽だろう。
1人目にあんなに苦労したから、流石にあの辛さを超えることはないだろう。そう思っていたんでしょうね。
そして産まれたのが女の子だったから、2人目育児は余裕を持ってできるだろうな、と思っていました。
見事に裏切られていますが。
桶谷式のおっぱいマッサージに月1で通っていますが、娘を連れて行くと泣いてばかりで先生がマッサージ出来ないので、ついにマッサージの日はお家でお父さんに面倒を見てもらってお母さん1人で来た方がいいかもね、と言われました。
娘が大泣きしすぎて、2回連続でマッサージ出来なかったから。
たくさんの赤ちゃんを見てきた先生からも、「この子は泣きが強いね。」とお墨付きをいただきました。
2人目もいわゆる育てにくい子か…。
苦笑です。
寝るまでに何時間もかかって体力キツイし、寝たら寝たですぐに起きちゃってまた大泣きだし、正直ウンザリすることもあるけど、でも、可愛いんですよね。
「あぁ、この子は本当に寝るのが下手なんだな。お父さんもお母さんも寝るのが得意なのに何でかな。」
夫とは、「寝ることって気持ちいいことだって教えてあげたいよね。」といつも話しています。
寝るのが同じく下手だった息子。
もうすぐ3歳になる今でも寝つきは悪く、一緒にベッドに入ったら間違いなく私が先に寝ちゃうけど、いつからか寝るときに泣くことはなくなり、保育園でもお昼寝できるようになりました。
だから、娘のことも心配はしていません。
自分で寝てくれる子だっら確かに楽だったけど、それがこの子の個性。いつまでも続く事ではないし、辛いと思う育児もいつかは終わりが来て、あの時は寝なくて大変だったよね、と言える日が来るってことが上の子の育児を経験してわかっているからこそ、2人目は少し気持ちの余裕を持って育児できるんだろうな、と思います。
寝返りをした後顔を上げて、ちょっとの間泣くのを我慢することが出来るようになったし、離乳食もパクパク食べてくれる。
6ヶ月を過ぎてお母さん大好きっ子に変身したし、ニコニコ笑顔がとっても増えた。
もうすぐ歯が生えそうでムズムズしているのか、手当たり次第お口に入れてモグモグする姿はリスさんみたい。
とにかく無条件に可愛い。
どのお母さんも、大変な思いをしながら一生懸命子供を育てているんだよね。
私も、不器用ながら私なりに頑張っているよ。